リサイクル工房の「エアコンまめ知識」2回目はエアコンの買い替え時期についてです。
全ての方に当てはまる答えはなく、あくまで一般的な参考になればと思い書いてみます。
家電製品の寿命や買い替えのタイミングは一般的に10年が目安と言われています。
エアコンも製造年からだいたい10〜13年が耐用年数で買い替えを検討してもいいと思います。
エアコン回収をしていて、買い替えのために古いエアコンを回収することが多くありますが、約10年で買い替えされる方もいれば、15年、20年で買い替えされる方もいます。むしろ10年以上使われる方の方が多く、そうなってくると、「買い替え」というよりも引っ越しのタイミングで買い替えることにした、というケースも多くなってきます。
また、賃貸マンションでは前の住人が引っ越して空き部屋となったタイミングで大家さんがエアコンを買い替えたりします。それ以外のケースでは入居中に耐用年数を遥かに超えて使い続けて故障してから買い替えとなることもあります。
古いエアコンを15年、20年と経って限界ギリギリまで使用していると冷却性能も落ちてしまい、その結果、電気消費量もあがり、電気代も高くつきます。エアコンは年々省エネ性能もあがっているので、そのときの新製品と比べたらかなりの差となっているかもしれません。
エアコンの買い替えのポイント
1.製造年を調べる
まず、製造年を調べてみましょう。
エアコンの室内機のどこかに型番などが記載されたシールが貼ってあり、そこに製造された年も記載があります。
だいたい購入した年は覚えているかと思いますが、正確に把握するには本体を見ればわかります。
2.製造から10年以上経っている場合は検討してみましょう。
製造から10年以内であればまだまだ大丈夫だと思います。他に明確な理由があれば別ですが、そうでない限りはもう少し様子を見て問題はないと思います。
10年以上経っている場合は、例として消費電力の差を挙げてみますと、
15年前のエアコン消費電力は1080W
10年前のエアコン消費電力は755W
最新のエアコン消費電力は605W
※電力比較サイト「エネチェンジ」より(https://enechange.jp/articles/cost-air-conditioner)
このような差になっています。消費電力の差というのはそのまま電気代の差になりますので、15年前のエアコンとの年間の電気代の差額は(使用状況にもよりますが、一般的に)軽く1万円を超えてきます。
古ければ古いほどこの差は広がり、さらに古いエアコンは内部の機械部品の劣化や日々の掃除などのメンテナンス状況によってはその差がもっと大きくなります。
3. 10年以上経ったエアコンは故障時に修理できなくなる場合もある
エアコンの「補修用性能部品の保有期間」は9〜10年となっています。これは製造終了した型式の修理部品のパーツを、メーカーは最低何年保有しなければいけないかという決まりです。
つまり、製造終了から10年以上経ったエアコンは、故障したときに修理もできなくなる可能性があるのです。
例えば、真夏にエアコンが故障して、修理しようと思ったらメーカーも部品を持っていなくて修理が不可能、そして急遽新しいエアコンを買うことにして、機種を選んで、取り外し〜設置工事をして、となると、急な出費の上、新しいエアコンの設置完了までの間、エアコンがない生活を強いられることにもなります。
こうなってくると大変ですよね。
4. エアコンの修理代も考えよう
前述とは違って、10年以上経ったエアコンが故障しても修理可能な場合を考えてみましょう。
ダイキンのホームページに修理費用に関する「よくあるご質問」ページがあります。
だいたい2〜3万円で済みそうですが、状態によっては8~10万程度の高額になる場合もあると書かれています。
http://n-faq.daikincc.com/category/show/771?site_domain=n-faq
例えば3万円で修理完了しても、次にまた別の箇所が故障するかもしれない可能性と、最新機種よりも高い電気代なども考えると、修理に出すより新しく買ってしまう方がいいかもしれません。
また、「故障してから買い替えを考えたらいいか」と考えていると、タイミング悪く真夏に故障すると、一時的にエアコンがない生活が待ち構えていますのでそこも気を付けましょう。
5. 最新機種の電気代を見てみよう
前回のまめ知識「エアコン2017最新事情 各社メーカー比較」と合わせて、今回は電気代の比較をしてみましょう。
エアコンのカタログには機種ごとの「期間消費電力量(kWh)」というのが書かれています。
これは1年間、ある条件のもとでの消費電力量です。
条件というのは、
東京で、冷房期間(5月23日~10月4日)にエアコンの設定温度を27℃、6:00~24:00の18時間使用、暖房期間(11月8日~4月16日)にはエアコンの設定温度を20℃で、6:00~24:00の18時間使用するという条件です。
ちなみにエアコンを使用する住宅は、JIS規格による平均的な南向きの木造住宅、部屋の広さはエアコンの機種に見合った部屋の広さ
となっています。
この期間消費電力量の数字を単純に比べれば、電気代の面での比較は簡単ですね。
それに加えて、今契約している電力会社の単価を元に計算すれば、年間の電気代が算出できます。
例えば、期間消費電力量が500kWhの機種の場合、1kWhあたりの電力量料金を平均的な27円として計算すると、年間13,500円という目安が出てきます。
まとめ
製造から10年以上経ったエアコンは、真夏や真冬に入る前のタイミングで買い替えるべきかどうかを検討してみて、その機種が今でも修理可能なのかどうか、また修理代の目安を把握しておき、最新機種の年間電気代の目安を知って、まだまだ使い続けるのか新しいエアコンに買い換えるか考えてみましょう。
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