エアコン豆知識

8月6日2017

夏のエアコンは24時間つけっぱなしが効果的1?

By:

エアコンの回収地域 : エアコン豆知識

夏のエアコンは24時間つけっぱなしが効果的1?

8月に入り相変わらず猛暑が続いています。夜になっても気温が下がらず寝苦しい日々ですね。
みなさんはエアコンを一日に何回つけたり消したりしますか?
これだけエアコンを使っていると、電気代が気になりますよね。
最近は「エアコンは24時間つけっぱなしがいい」という話を聞くようになりましたが、今回の「エアコン豆知識」はそれについて書いていこうと思います。

結論から言えば、いくつかのポイントを踏まえたうえで24時間つけっぱなしにすると、とても快適で効果があると思います。
ポイントに行く前に、注意点もよく読んで下さい。

※比較的新しい機種の話です。古いエアコンやクーラーは元々の性能・機能や構造の違いから下記の話があてはまるとは限りません。
※メーカーや機種、契約している電力会社によって差がありますので、あくまで一般的な話となります。
※部屋の広さにあったエアコンを使用することを前提としています。適正サイズに合わないエアコンでは能力の発揮具合が異なります。
※鉄筋造の住居の場合を前提としています。木造住宅では気密性が低く、エアコンが強めに稼働する傾向にあり、下記の話があてはまらない場合があります。
※フィルターはきちんと掃除しておきましょう。

夜中や早朝など、なるべく部屋が涼しいときにエアコンを付けておく

エアコンはスイッチを入れたときに一番電力を消費します
まずはこれを頭に入れておいてください。
エアコンの設定温度と現在の部屋の気温差が大きければ大きいほど、エアコンは設定温度まで冷やすのに大きな電力を消費します。つまり電気代がかかります。

つけっぱなしにしておくことを考えると、まだ部屋が涼しいうちにエアコンのスイッチを入れておきましょう。

部屋の中をなるべく日射しの影響を受けない状態にする

昼間、外の光が入る大きな窓があれば、カーテンを開けておくと強い日射しの影響で部屋の中の気温も上昇しはじめます。
夏に駐車場に車を停めておくと車内がものすごく暑くなりますが、サンシェードで日射しを防ぐだけで抜群の効果がありますよね。部屋の場合もそれと同じことで、太陽の光を遮断すると効果的です。
雨戸やシャッターがあればそれを閉めればいいですが、部屋が真っ暗になってしまうので、カーテンを閉めておくだけでも効果はあります。遮光や遮熱カーテンだったら尚いいですね。
レースカーテンでもそういった効果があるのがありますから、なるべく昼間は太陽の光で部屋を明るくしたいという方はそれもいいかもしれません。

部屋のドアなどの隙間をなるべく埋める

ドアを閉めても実は隙間があります。引き戸や開き戸など閉めた状態でもほんの1mm程度の隙間があったりします。エアコンをつけた状態でドアの反対側に行ってみてドアの間近をよく観察してみてください。部屋の明かりが少し漏れてたり、すきま風が漏れてたりしたら対策が必要です。その部屋はエアコンをつけていても少しずつ冷たい空気が外に漏れていて、効率が悪くなっているのです。長時間つけっぱなしにするのでこういった細かいところにも気をつけましょう。
この隙間を埋めるには100円ショップなんかでも売っているドア隙間テープやすきま風ストッパーなどが安くて便利です。

扇風機やサーキュレーターを併用する

エアコンの冷たい空気は部屋の下の方に溜まっていくため、足下と頭から上の空気の温度にムラが出来ています。これを扇風機やサーキュレーターを使って空気を循環させることで、冷気が部屋の中にまんべんなく行き渡ります。こうすることで、部屋の上方に設置されているエアコン付近の温度もしっかり下がり、設定温度を上げても部屋中が快適で体感温度も涼しくなり、節電につながります。
サーキュレーターは、もともと空気を循環させる用途のため、風が直線で遠くまで届きます。扇風機よりもサーキュレーターの方が適していますが、扇風機でも効果はあるでしょう。
エアコンの風向きを水平にして、冷たい空気を上から下にゆっくりおろしながら、サーキュレーターは上向きに回すと、うまく循環しやすいです。

自動運転モードにする

つけっぱなしにする場合エアコンは自動運転モードが最適です。外の温度差の変化などを感じ取って、自動的に一番効率が良い方法で動いてくれます。

より正確に電気代を予想してみましょう

電力会社の料金を元に、エアコンの消費電力から計算できます。
電気代は「○○kWh」の単位で表されています。これが例えば30kWhとすれば、1時間に1キロワットあたりの電気代が30円ということになります。
(契約している電力会社ごとに違いますので、調べてみてください)

そしてエアコンの消費電力は「○○W〜○○W」で表示されています。これが例えば130W〜1,120Wとう数値であれば、1時間あたり最小130ワット〜最大1,210ワットの消費電力ということになります。
つまり、単純に言うと、エアコンを付け始めてから目標の温度に達するまで、1時間あたり1,210ワットの電力で最も強力に運転し、目標温度まで達したらそれを維持するために1時間あたり130ワットの最小電力で運転するということになります。(もちろん状況によって範囲内で多少の差はあります)
これを見ると、スイッチを入れた時と、その後の維持運転では、消費電力に約10倍の差があるということですね。

これを先程の30kWhの電力料金で計算してみましょう。

最強運転時は、1時間あたり1,210ワットの消費電力、つまり1.21キロワットになるので、このときの1時間あたりの電気代は、
1.21×30円=36.3円になります。
最弱運転時は、1時間あたり130ワットの消費電力、つまり0.130キロワットになるので、このときの1時間あたりの電気代は、
0.13×30円=3.9円です。

どうでしょうか?料金が具体的に見えてくると、意識が高まるのではないでしょうか?

仮に最初の1時間が最強運転で、以降が最弱運転だとすると、
[その1]
朝6時に付けて、その後3日間付けっぱなし
1日目は、36.3円+3.9円×23=126円です。
2日目は、3.9円×24=93.6円
3日目も、3.9円×24=93.6円

3日間(72時間エアコンを稼働)で合計313.2円

[その2]
朝6時〜9時に付けて、一旦消してから外出、夕方に帰ってきて17時〜深夜2時まで、合計12時間付けておくと、
朝は36.3円+3.9円×2=44.1円、夕方以降は36.3円+3.9円×8=67.5円
1日12時間の稼働で111.6円で、同じサイクルで3日間だと

3日間(36時間エアコンを稼働)で、合計334.8円

エアコンの稼働時間が少ないのに、24時間つけっぱなしよりも12時間稼働の方が高くなってしまいましたね。
あくまで理論的な数字ですが、24時間稼働と12時間稼働の比較でこういう結果になりました。

是非みなさんもご自分の電力料金とエアコンの機種から、電気代を計算してみてください。

まとめ

エアコンには、電力を多く消費するときと、電力をほとんど使わないときがあって、このうち、「電力を多く消費するとき」をできるだけ減らせば、24時間付けっぱなしでも節電になりますね。
1日2回、朝と夕方にエアコンのスイッチを入れる場合、特に夕方は昼間から部屋の中が暖まっている影響で、最大消費電力での運転時間が長くなります。
それよりも、朝エアコンを付けてから、昼間は遮熱対策をしっかりして夜までつけっぱなしにした方が結局安くなる場合もあるのです。
※程度には差があります。最初に書いた注意事項や上記のポイントをしっかり押さえてください。必ず安くなると保証できるわけではありません。

ご心配な方は、始める前に実際にご家庭の電気メーターの使用量の数値を覚えておいて、何日か実験後に再度確認し、実際の消費電力を割り出して、計算してみることをオススメします。

以上、エアコン出張回収専門リサイクル工房からの「エアコン豆知識」でした。
新しいエアコンに買い替えようかな、と思ったとき、古いエアコンの処分にお困りのときはリサイクル工房へ是非ご相談を。


ご不要になったエアコンでお困りではありませんか?

・引っ越しや建て替え、リフォーム、解体の際に不要になったエアコンの処分に困っている
・新しいエアコンに買い替えて、これまで使っていたエアコンの処分に困っている
・動かなくなった/壊れた/故障したエアコンの処分に困っている
・既に取り外してあるエアコンの処分に困っている
・エアコン以外にも不用品の処分、遺品整理に困っている

リサイクル工房ではご不要になったエアコンを出張無料回収しています。
戸建て、アパート、マンションや設置場所にかかわらず臨機応変に対応いたします。
処分・引き取り・回収のことだけでなくエアコンの取り外しやお困りのときは実績豊富なリサイクル工房へ。
エアコンの購入や設置についてもご紹介できますのでご相談ください。